発達障害の療育を目的とした児童支援発達事業所【ヒーローズきっずからのお知らせ・コラム】

お知らせ・コラム

コラム 最終更新日:2021/11/12

子どもの療育とはなに?発達支援の効果や早期療育の重要性について解説します。

目次

はじめに

「自分の子どもが周りの子どもとちょっと違うように感じる」
「これって障害なのかな?でもどうしたらいいかわからない」
「発達障害や療育という言葉を聞いたけど、うちの子がそうなのか心配」

このように感じられている保護者様がとても多いのが実際で、そうした不安や心配が少しでも解決されるようにこの記事を書きました。

療育とは?(発達支援とはなに?)

療育とは、障害のある子どもやその可能性のある子どもへの支援方法の1つです。
小学校低学年までの小さな段階から、子どもの発達の特性に合わせて、生活のしにくさを軽減。
一人一人の「その子らしい」生活を送れるように支援する活動のことを「療育」と言います。

実は療育に該当する「発達障害」の子どもたちは、通常学級には約6.0%いるとされており、仮に30人学級で考えると1クラスに2人はいることになります。
障害というと、私たち親世代の時代にはとてもそんなたくさんの子ども達がいたイメージがありませんよね。

発達障害に該当する子どもたちは年々増えており、ここ20年余りでなんと7倍以上増加しているそうです。
「うちの子が発達障害だなんて!」と考えると心配になりますが、きちんと早期から治療的教育(=「早期療育」)を行えば、適応障害のない状態で成長をすることが可能です。安心してください。

まずは私たち親が子どもの状態を理解する必要がありますね。

早期の療育(発達支援)で目指すこと

先ほどもお伝えしましたが療育(発達支援)では、一人一人の子どものスピードや障害特性に合わせ、

何が見えてるのかな?
何を感じているのかな?

と、状況に応じてその子どもにあった個別の支援計画を作成し、支援を進めていきます。

例えば一口に発達障害と言っても、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音など異なるため、今子どもが何に該当をしているのか、どのようにコミュニケーションを取ったらよいのか。

特に未就学児の小さなうちに早期に状況を発見し、専門の保育施設とご家族の両面から支援していくことにより、特性自体をすべて改善することは難しいかもしれませんが、将来的な二次的な問題(いじめ、不登校、抑うつなど)を防ぐことができます。

早期療育とは具体的にいつから?と聞かれることも多いですが、一般的には「小学校の低学年」までには何らかの支援をすることが望まれます。
出来るだけ早い段階から成長に合わせて接し方を変えていくことが子どもが不自由やストレスなく自然な生活が出来る方法です。

具体的に療育を受けるにはどうしたらいい?具体的に流れをご紹介

実際にお子さんの発達に心配や不安があると感じたら、一人で悩んではいけません。

各市町村の自治体が運営する「発達相談窓口」に気軽に相談することから始めましょう。
ほかにも地域の発達障害者支援センターや保健センター、医療機関でも相談に応じてもらえます。

療育(発達支援)を受けるまでの具体的な流れ

1)発達障害かもしれないと相談を受ける(相談する)

医療機関での乳幼児健診は1歳半~3歳で行われどの程度発達が進んでいるかを調べます。
その際に気になる特性がある場合には発達障害かを見極めるために療育相談や時間を空けて再度健診が行われます。
その後、療育の必要があると判断された場合には、専門の病院を受診して療育施設への利用となります。

また幼稚園や保育園に上がっているお子さんの場合は、保育士さんと相談をしていたき、その後専門の病院や保健センターを受診します。
通園していない場合も上記の「発達相談窓口」などに電話をし、相談をすることから始めていきましょう。

 

 2)療育の施設を検討する

皆さまの住まいの地域には様々な療育の施設があるかと思います。
まずはスタートをする前にどのような形態の療育施設を利用するかを検討します。
支援施設には、自宅から通うタイプの「障害児通所支援」、入所するタイプの障害児入所支援」があります。

 

3)受給者証の利用申請をする

上記の療育施設を利用するために、「受給者証」が必要となりますので、こちらを申請していただきます。
市町村の自治体が発行するものですので、申請先は皆様のお住まいの地域によって異なります。
必要な書類に記入をし、申請をしたら調査員によるヒアリングがあり、その後受給者証が発行されます。
交付されるまでの期間も自治体や時期によってばらばらのため、まずは早めに申請をすることをお勧めします。

 

4)療育施設での利用が開始

受給者証が正式に発行され交付されたらようやく療育施設との契約を行い、お子様との支援計画を提出し、療育がスタートします。

療育について悩んだら

具体的にどこに相談したらいいというご相談についても児童発達支援事業所である私たちヒーローズきっずに一度ご相談ください。
皆さまの状況に合わせて自治体の電話番号や調べ方などお伝えさせていただきます。

私たちについて

私たちヒーローズきっずは、全国250校の学習塾と保育園を運営。
2020年から児童発達支援事業所をオープンしました。
「教育」「保育」「療育」の”三育”から、日本のこどもたちが分け隔てなくヒーローとして世界に羽ばたいていける環境を目指し、活動しています。

参考資料

厚生労働省 児童発達支援ガイドライン
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000171670.pdf

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